父方の祖母が亡くなりました。

本格的に具合が悪くなってから2か月ほどの間に
自宅療養を受けながら全ての手配の指示を済ませ、
亡くなる数日前まで自力でトイレに行っていたそうです。

最期は点滴も断り、
己の美学を貫いて逝きました。

享年96歳。

大往生でした。

常々、皆で
「一族のゴッドマザー」
と呼びならわしてきた威光は伊達ではなく、
ことあるごとに

「こんなことしてたらおばあちゃんが怒るんちゃう？」
「今きっと怒ってはるで」
「こんなんしてたら「なにしてんの！」って
怒って飛び起きるはるんとちがう？」

などと言いながら明るくお別れしました。

恐らく一族の中で怒られなかった人間はいないのではないか、
と言うぐらい怖い人でしたしきつい人でした。
しかし同時に表裏のない非常にさっぱりした気性の人で、
これ以上はないというぐらいまっとうな人でした。
あまりにあっさりきっぱりしたその性格に
いつ怒られるかとひやひやしつつも
随分元気をもらっていました。

正直、自分自身は孝行な孫だったとは到底思えません。
自慢になるほど優秀でもなく、
ましてやマンガ家などと言う
およそ安定とは程遠い職についてしまい、
どれほど怒られるだろうと覚悟していました。

けれども、一言も否定せず、
きちんと最後までマンガに目を通して感想をくれました。
さらには、

「これだけで終わらず次を描いて売り込みせなあかん」
「かわいいだけではあかんで」

と冷静で的確なアドバイスまでしてくれました。

きっと今の更新状況を知ったら、

「こんなにほっといたらあかんやんか！
曲がりなりにもプロを名乗るんなら、
そう言う気構えで仕事せな」

と叱咤激励の言葉をくれると信じています。
祖母の美学に反することのないよう、
面白いものを楽しんで描いていこうと思います。

最後に。
おばあちゃん、本当長い間、お疲れ様でした。
頼りない子や孫が気にかかってそれどころではないかもしれませんが、
どうぞ安らかに眠ってください。
（「何言ってんの！死んだら無やで！！」と怒ると思いますが）

[5回]

「ちょうりょうばっこ　ちびもうりょう」の方（webマンガ版ですね）の
続きを書こうと頑張ってます。

単行本の後半の方で連作癖がついてきたので
何話か続けて描くつもりです。
そうなると毎日描いて即アップ、と言うのではなくて
ある程度書き溜めたら順次アップするスタイルになるかもしれません。

寿司とネタは鮮度が命なので
（特にweb上では）
できるだけちゃっちゃと描いてさっとアップしたいのですが・・・。

[5回]

自画像ハム3種。
マンガはそうもいきませんがイラストは何枚も描いて一番見栄えのいいのを選んでいます。
何はともあれ、頬袋をムニムニしたかったのです。



そしていつも拍手ありがとうございます！
励みになります！
続きはコメントへのお返事です。
反転してご覧ください。

[5回]

ぷちちこと父が入院して、そして無事退院しました。

帯状疱疹後神経痛の軽減治療で
最初から1泊限りの予定入院だったのですが、
しきりに行きたくない行きたくないとこぼしているのを
姉が連行していくのを見送りました。

ところが姉の証言によると、
病院についてからも

「施術後2時間は安静に」

と説明を受けると

「だったら泊まらずに帰っていいですか！？」

と言い出す始末。

「お家帰ってから何かあると困るでしょ？
せっかく支度してきたんだから入院しましょ！」

と先生に説得されて、渋々入院したのでありました。

…うちの父が本当にとんだご迷惑を…。

施術の効果が出てくるかどうかは
もう少し時間が経過しないとわからないそうです。

何はともあれ、
打てる手は打ちました。
あとは少しでも効果があることを祈るだけです。

[2回]

祖母と叔父に、『ちびもうりょう』2，3冊欲しいと言われていたので
持っていったら偶然従姉妹が居合わせて、
その場で進呈―もとい、お買い上げいただきました。

ありがたや！

そのうえ、なんとサインまでさせてもらいました。

本当にありがたや！！

「サインしちゃうと転売できないけどいいんかね！？」

と思わず訊ねてしまいました。

何より有難いのは、
出版前からプレビュー版を喜んで読んでくれていた従姉妹の息子君が
ケラケラ笑いながら読んでくれたこと。

けして一般大衆に大うけするような
派手さやけれん味がないことは自覚しているので
本当にこういう反応は得難い。

描き手冥利に尽きるとは、このことです。

あとは、これに満足せずに、貪欲に精進すること。
ただ一人、犀の角のように歩くことを目指します。

[3回]